前回、私達が挑戦しているオーストラリアの永住権取得で最も一般的なSkilled Workers[技術系移民ビザ]と書きましたが、正確に言うとその中でも「RSMSビザ(Regional Sponsored Migration Scheme visa (subclass 187)」というものになります。永住権取得にあたって最も最速・最短で取れるというRSMSビザとは一体、どの位の期間で永住権がとれるものなのか?申請条件や料金に注意事項などについて詳しくまとめてみたいと思います。

スポンサーリンク

RSMSビザとは?

Photo by Ben White on Unsplash

RSMSとはRegional Sponsored Migration Scheme visa (subclass 187)の略です。

このビザの最大の特徴はその名の通り[地方都市版の雇用主指名ビザ]なので、ゴールドコーストやブリスベン、ニューキャッスル、ウーロンゴン、シドニー、メルボルン、パース*などの人口の多い大都市ではない地方都市で働く事によって貰える永住ビザです。

*2017年3月13日にパースがRSMS対象地方都市から除外となりました。パースは永住権が取りやすいというような記事も(外部)ありますのでお気をつけ下さい。

このビザが最速・最短と言われる理由はやはりオーストラリアの人口が少ないエリアで人手が必要な職種を移民に埋めてもらう趣旨もあるので現在は技術系移民ビザとしては移民局の最新の永住ビザの申請順位で最も優先順位が高い位置にランクしています。

<Processing priority groups and order of processingより抜粋> 2017. 7.24現在

img via オーストラリア移民局公式サイト
RSMSに申請するには?

RSMSの申請の大まかな流れとしては・・・

  1.  正規雇用主の元でフルタイムで最低2年働く*
  2. 正規雇用主がスポンサーとして移民局から認可を受ける
  3. ビザ申請

*フルタイムで働くためにはTemporary Work (Skilled) visa (S457**)ビザなど正規労働する為のビザや資格が必要です。

**Temporary Work (Skilled) visa S457ビザ(日本語ではいわゆる、ビジネスビザのこと)は廃止が決定しました。2018年3月よりTemporary Skill Shortage (TSS)というビザに正式に切り替わります。以下、移民局公式サイトより抜粋

 On 18 April 2017, the Hon Malcolm Turnbull MP, Prime Minister of Australia and the Hon Peter Dutton MP, Minister for Immigration and Border Protection jointly announced that the Temporary Work (Skilled) visa (subclass 457 visa) will be abolished and replaced with the completely new Temporary Skill Shortage (TSS) visa which will support businesses in addressing genuine skill shortages.

今後は永住権の申請にあたり最高年齢が45歳に引き下げや必要な英語力のレベルが上がるなど変更が予想されます。

 

RSMSの申請条件やビザの申請料金は?

それでは具体的な条件を見ていきましょう

条件は申請者側とスポンサーになる雇用主側の両方になりますので、こちらも注意して労働先を選ばれた方が良いでしょう。

申請者の条件

技術査定と職種

Temporary Work (Skilled) visa (S457*)ビザで2年仕事をされた後に申請する場合は、技術査定が免除になります。経験がない方や、職業によっては技術査定が必要になるかもしれません。

職業については職種リストがあり、多くのトレード職 [Trade Recognition Australia (TRA)]がこのリストに入っています。リストに入っている場合はー

・オーストラリアの資格証明を提出⇒専門学校で資格を取得
・上記を持っていない場合は技術査定を受ける

もし上記の特別リストに申請職が入っていない場合は、ANZSCO(Australian and New Zealand Standard Classification of Occupation)の規定に沿った資格もしくは経験があることが求められます。

年齢

現在の所、50歳未満です。

今後、法律改正でリストのほとんどの職種は45歳以下になると予想されますが、大学教授や研究者など一部の職業は50歳以上でも職種によっては申請可能です。

英語力

国籍が日本人の場合(高校以上フルタイムで5年以上英語の授業を受けている証明が無い場合)、ビザの申請時に英語力の証明が必須です。証明には以下のテストが有効です。

  • IELTS* のジェネラルの各セクションで6.0以上。または
  • TOEFL iBTで listening が12 , readingが13 , writingが21 、speakingが18以上。または
  • Cambridge EnglishのAdvanced (CAE) の各セクション169以上。または
  • Occupational English Test (OET)の各セクションにてLevel B以上。または
  • Pearson Test of English (PTE) Academicの各技能テストで50以上

こちらも現在の所はこのようになっていますが今後、この基準も厳しくなっていく可能性大です。

いずれもスコア取得後3年以内に申請しないと失効なので、そちらも注意が必要です。

申請料金

AUD 3,670 (日本円でおよそ32万3千円です)

家族がいる場合、引き寄せが可能ですがまた別途費用がかかります。

健康証明

政府が指定する医療機関で肺のX-rayやHIV検査などを受けて提出します。こちらも証明書取得に料金がかかります。

受診される医療施設によりますが、1万5千円程です。

犯罪歴が無い事

過去に犯罪歴が無い事を証明するポリスレポートを提出します。

 

スポンサーする雇用主の条件

直接申請の場合、そのエリアを管轄する移民局のオフィスからビザ申請の認可をもらうこと

このビザ申請のために、各州の管轄オフィスにて条件を設けています。例えば、地元誌に求人広告を出すなどが求められることもあります。またエリアによっては、指定した職しか募集していない場合もあります。州によって条件は様々なので、申請前に必ずチェックが必要です。

市場労働賃金の支払い

もし会社内に同職のオーストラリア人スタッフがいる場合は、そのスタッフの給金が基準となります。

申請者と2年間の雇用契約を結ぶ

2年未満で退職したことが分かった場合、移民局はビザをキャンセルすることができます。ただし、会社が倒産したなど、不可抗力の場合は考慮されることもあります。

 

最後に・・・

RSMSビザ(永住権)取得迄の期間ですが調べていると、早くて2年程からが取れる様です。

かかる費用に関しては意外とビザの申請料金と別に英語力証明の受験料もかかるので見積もっておいた方が良いです。受ける試験や地域によって異なりますがIELTSの場合、1回25,380円もするので馬鹿にならないです。

今の所多くの日本人にとって最速最短と言われるRSMSビザについて一般的な概要をご説明しましたが、近年オーストラリアの経済や世界情勢も大きく変わっていますので、ビザといえどもルールは急に変更となる可能性が十分にありますので予めご了承下さい。また、目指される職業や既にお持ちの能力・経験等によってもアプローチはことなりますのでご自身の詳細については、直接政府の移民局またはビザ・ エージェントにご相談されることをお勧めします。

それでは次に技能移民[Skilled migration ]のカテゴリから永住権を実際に取った人気の上位の職業は何かを見ていきたいと思います。

最後までお読み頂き、ありがとうございます!ランキングに参加していますので1クリックで応援して頂けると嬉しいです


移住生活ランキング


世界一周ランキング

 

Related Post

スポンサーリンク