オーストラリアの消費税は何パーセント?GSTやWETの意味とは?
オーストラリアでお買い物するなら、何となく気になるのは消費税ではないでしょうか?
観光や生活する際に知っておきたいオーストラリアの消費税について、今回は食品やアルコールを中心に何パーセントかかるのか?免税方法なども合わせてご紹介します。
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オーストラリアの消費税は何パーセント?
特に移民に関してはちょくちょく法律が変わり易いオーストラリアですが、
消費税に関すると、意外と長く固定されていて2017年の現在は10%となっています。
それでは現地では消費税って何て読むんでしょうか?
GSTの意味は?
現地では消費税の事を「GST (ジー エスティー) 」とそのまま読みます。
GSTは何の略かというとgoods and services tax=商品サービス税になります。
現地でお買い物をしたら必ず このGSTの表記があるので見てみてくださいね。
ところでこのGSTの規定は2000年に制定されてパーセンテージは変わっていないものの、
消費税(GST)がかかるもの・かからないものの規定は結構細かく変えられているんです。
それでは一体何に対してGSTがかかるのかを見てみましょう!
消費税が「かかるもの」と「かからないもの」意外なルールとは?
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GSTに関してはほぼ全ての物品や食品が非課税になっていますが、オーストラリアではそれら以外にも非課税となっている物は沢山あります。
例えば、
消費税が基本的にかからないとされているのは
- 食料品
- 基本的な生活必需品
- 教育費
- 育児費
- 医療費
- 上下水道費
- 個人の住宅購入費
- 輸出品
- 宗教サービス
などです。
[char no=”7″ char=”SatomiとEmaイラスト”]えー!めっちゃ良いやん!!!![/voicel]
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と、思いましたよね?
私も最初、そう思ったんですが
フタを開けてみると、結構細かく消費税がかかるものとかからない物でリスト分けされているのです。
というわけで、今回は生活に密接に関わる
「食品」に焦点をあてて
その例を幾つかご紹介しますね。
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消費税のかかる食品とかからない食品
基本的な定義として
GST FREE ( TAX FREE) となる食品の定義を一言でいうと
「人間の食べるもの」
です。
つまり、ペットとか家畜用は消費税がかかるってことです。
そうすると、ほとんどなんじゃないかと思いきや、結構細かく分けられていて
「え?」ってなっちゃうんです。
例えば
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「卵」は GST FREEですが
EGG NOODLE(インスタントラーメン) は TAXがかかります。
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また、
「肉」どんな肉でも生又は冷凍の人が食べるものは TAX FREEですが、
加工してあったりローストしてある丸ごとチキンなんかは消費税がかかるんです!!
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さらに、
「パンケーキミックス(粉)」や「ブレッドタイプのマフィン」なんかはTAX FREE ですが、
ケーキタイプや温かくなっていてすぐ食べられるものはTAXがかかります。
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全部、人間の食べ物ですけどー!!
って突っ込みたくなりますよね。笑
でも、その概要やリストをよくよく見て行くと・・・
添加物や人の手(すなわちサービス)が加えられている系の食品
は消費税がかかるとされているのがわかります。
また、
「飲み物」は基本的に着色料や添加物入っていなければTAX FREEとなります。
リストは見ていると結構面白いのですが、
なんせ膨大なので全部のリストが気になる方は
情報引用元< Cover sheet for: Details of the GST status of major food and beverage product lines>
をどうぞ・・・
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アルコール飲料のGSTは?WETとは?
ちなみに、アルコールの消費税はもちろん
かかります!
ただし、アルコールのタイプや量によってかかるレートが異なります。
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ビールに関すると 2017年8月1日から値上がりしていて、
アルコール度数が3%を超えない48ℓまでのビールは1 ℓあたり$41.95 課せられます。
結構な額ですよね。。。
しかーし、アルコール度数が 3.5 %を超えるとなぜか 1ℓあたり$34.42に下がります!
不思議ですね。
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ちなみに、日本のSAKE を含むワインに関しては特別な税金制度があり
WET (Wine Equalisation Tax)という消費税があります。
税率は一律の29%になります。
*オーストラリア産のワインに限ります。輸入ワインは別に輸入のGSTがかかります。
さらに、10%のGSTがついて販売されるので
例えば
消費税がつく前の原価が$120のボトルの場合、
WETの29 % ($120.00 × (29÷100)) = $34.80 が課せられた
小計 $154.80
に GST @ 10% ($154.80 × (10÷100)) = $15.48 が加算されるので
合計$170.28
が実際の購入金額になります。
お酒はちょっとややこしいですが、空港のDUTY FREE ショップで買えば免税料金で買えますね。
また、お酒類はNGですが、
1カ所のお店から$300以上の物を出国の60日前以内に購入た場合
その品物と商品のレシートがあれば出国の空港で10%の税金を返金してもらえます。
詳細はこちらから< Tourist Refund Scheme >
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最後に・・・
ちなみにオーストラリアで生活すると消費税は全て込みの値段で表示されているのでどこにどのようにかかっているのかは気付かずに過ごしてしまいますが、
これを知っているとなるべく添加物の入った加工品は避けたくなりませんか?
無駄な食品は避けたら体にも良いし、お財布にも優しいし、割と理にかなってるかなと思いました。
先進国でガンの発生率が増えているのは今や日本ぐらいですが、その理由は梅干しや様々な調味料や飲料水などに入りまくっているている無駄な添加物を取り続けてる結果だと思ってます。
ちょっと話はそれますが、オーストラリアで皮膚ガンが増えたのも紫外線吸収剤などが入った日焼け止めだという研究も発表されてますし・・・
今回は「飲食物」の消費税「GSTとWET」 に焦点を当てましたが、医療や教育費など別のカテゴリーも詳しく分かりやすいように書いてみたいと思います。