オーストラリアでは永住権を取得できれば医療費が無料になるという記事をみかけ、実際はどうなのか調べてみました。メディケアという国民保険があって確かに無料になる様ですが落とし穴があるようです。今回はオーストラリアの基本的な医療システムとメディケアについてその概要や気をつけたい事などをご紹介します。

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オーストラリアで病気や怪我をしたら?

Photo by jesse orrico on Unsplash

オーストラリアの医療システムは日本と違い、

  • 一般開業医[GP]
  • 各種検査機関
  • 専門医[specialist] 
  • 病院[ Hospital ]
  • 薬局[ Chemist ] 

と5つの医療機関が全て分業化されています。

では、あなたがもしも病気や怪我等したらどうすればいいのでしょうか?

オーストラリアの医療システムとは?

上の図のようにオーストラリアでは症状によって最初に行くべき医療機関が異なります。

オーストラリア人・永住者の場合は直接 GP(ジーピー)と呼ばれる一般開業医で診察もしくは、かかりつけの私立病院のどちらかの選択肢になるのですが、

病気や怪我または事故 ⇒ 病院[Hospital] ではなく、

まず保険会社に連絡してから、近くの日本語医療センター または GPヘ行く

という流れになります。

 

症状によって医療機関にかかる流れが異なるので予め大体の流れ等を知っておくと、いざという時に安心ですね。

十分な語学力があれば直接 一般開業医(GP)でも問題ありませんが、

日本語医療センターは診察料がGPと比べると高くなりますが、保険に入っていればカバーされますし、病院によっては言語の面だけでなく送迎のサービスがあったり、予約をすれば優先的に診てくれるなど、海外でも質の高い医療を受けられます。

 

また後に、専門的な検査や診断が必要と判断されれば、それぞれの専門医[Specialist]や病院[Hospital]に連絡を取って予約を入れてくれます。

なので、オーストラリアでは緊急の場合をのぞいて予約なしで直接、病院や専門医に行くということはありません

 

それでは万が一、病院にかかる事になるとどの医療費はいくらぐらいかかるのでしょうか?

オーストラリアで医療費はいくらぐらいかかるのか?

もしも、あなたが留学中や旅行中でオーストラリアの国民保険[メディケア]に入っていない場合、かかる費用は全額負担になるので莫大になる可能性があるのです。

以下、各機関でかかる(かもしれない)目安の費用をあげてみました。

 

  • 日本語医療センターの診察料    $140~160

*平日の目安。診察の曜日や病院によって異なります。

  • GPの診察料 $ 55~100

*診察時間が長くなると料金が上がります。

  • スペシャリスト[Specialist]の初診料  $ 185
  • スペシャリスト手術費用  $1000~
  • 手術施工: $1000
  • 麻酔医: $450
  • 手術アシスタント医: $250
  • 検査: $300
  • 病院のベッド代 [私立病院・治療費込み]  $2350  /1日

合計 $ 5,990  (日本円 約52万円〜

 

また、万が一NSW州で救急車を呼ぶとなった場合、さらにその費用は$372 ~最高で $6,095 ( ヘリコプターも同様で距離による)かかります。

と、言う訳で・・・特別な検査であったり、もしも手術や入院が必要となれば、たった1日の入院でもかなりかかることもありえます。

 

お、恐ろしいですね〜。汗

 

※以上のような医療費用あくまで一例で、単なる風邪など専門医に診てもらう必要が無ければ何万円とかで済むかも知れません。専門医(スペシャリスト)は症状や病院によって請求される額が違いますので予めご了承ください。ちなみに、スペシャリストの再診料は初診のおよそ半額になりますが以前の医療費は含まれていません。

それでも、オーストラリアで永住権を取れば医療費は[無料]になると言われています。

無料になる条件やカバーされる具体的な実態を調べてみました。

オーストラリアで医療費は全額無料にならない?

メディケア[Medicare]とは?

メディケアはオーストラリア人および永住権が取得できれば加入する事が出来る国民健康保険のようなものです。

メディケアには公立の病院での診察や治療費、スペシャリストの診察料等がカバーされるものがありますが、全てのサービスがカバーされる訳ではありません。

例えば・・・

メディケアに含まれないものは?

加入プランにもよりますが、メディケアに含まれないものは大まかに以下の通りです

  • 長期の医療費 (Long-term care / also called custodial care)
  • 歯の治療費・義歯 (Most Dental care・Dentures)
  • 視力低下の目の検査や処方 (Eye examinations related to prescribing glasses)
  • 美容の手術 (Cosmetic surgery)
  • 針治療 (Acupuncture)
  • エイズの為の検査や治療 (Hearing aids and exams for fitting them)
  • 救急車のサービス (ambulance services)

などです。

また、予約ができないので大変長時間に渡って診察を待たされる可能性が高いと言われています。

なので多くのオーストラリア人や永住者はメディケアとは別にプライベートの健康保険に加入しています

何故、更にプライベートの健康保険に入るのか?

メディケアは公立病院での医療費やスペシャリストの診察料などカバーされますが、上にあげた項目などカバーされない点も多くあるので多くの人はプライベート健康保険に加入しています。

プライベート健康保険に入る利点は・・・

病院やドクターを自分で選べるので受けられる治療の選択肢が広がるだけでなく、

  • 待ち時間が短くなる事
  • メディケアではカバーされない医療費(救急車・歯の治療・目の治療等)もカバーされる

という点があります。

ただし、完全無料にはなりません

医療費は政府が定めるMBS (Medicare Benefits Schedule) という機関で指定の保険に入ると、今の所定義としては75%が保険でカバーされて、残りの25%が実費となります。

というわけで、

永住権を取ってからは2つのメディケアに入るべきなんだという事が分かりました。

では永住権取得までなんの保険に入るべきか?考えてみたいと思います。

 

永住権が取れるまでどの保険に入るべき?

夫婦2人で世界一周の時は

あの海外損害旅行保険でした。

盗難や現地でお腹を壊して入院する事があり、現地のインターナショナルホスピタルで入院になった時等、やっぱり加入しておいて助かったと思いました。

しかし、

今回まだ未就学児の娘を連れて永住権取得に挑戦するため、

娘の事も考えて保険選びは内容を見つめなおさねばと思っています。

ちなみに

 

 

日本の医療保険でも「診断書」があればオーストラリアでの入院費がおりるようです。

*保険会社によるので、必ずご確認下さい。

 

「診断書」も日本のように1通何千円ものお金を取られる事はないようなので、

あとは条件を良く確認して、自分にあった内容と料金の物を選ぶだけ。

ちなみに

旅行保険の穴[気をつけたい事]

海外損害旅行保険で基本的にカバーされない典型的な項目は下記の通りです。

・保険契約期間以前から発症している疾病 (慢性疾患) および継続中の治療
・むちうち、腰痛で他覚症状のないもの
・近視・遠視・乱視で眼科的疾患を認めず、視力低下により必要とされるメガネやコンタクトレンズ
妊娠・出産、または流産・中絶及びこれらに基づく疾病
虫歯・歯槽膿漏などの歯科疾病 (口内炎はカバーOK)
・違法薬物・お酒の影響下でのケガや事故
自殺行為・闘争行為・犯罪行為・心神喪失・戦争や内乱などに起因する疾病や傷害、死亡
健康診断・予防接種・美容整形・避妊用ピル
・自動車やモーターボート、ゴーカート、スノーモービルやこれらに類する用具による、競技・競争・興行に起因するもの

 

私はレーシックをしたので、もしも今後視力が低下してしまった場合の診察や治療も気になる所なのですが

その辺もカバー出来る保険があるのか・・な???

 

生命保険の加入も検討中なのですが、まだ探し中です。良い保険がみつかればまた更新しますね!

 

最後に・・・

オーストラリアでは日本と医療システムやかかる物の全く異なるのがおわかりになったかと思います。

診察時間によって料金が変わったり、検査は一つの総合病院の中で受けられなかったり、専門医や助手の料金が別にあったり・・日本では考えられないですよね!

という訳で、渡航前にきちんとした保険を選んで加入してから行きましょう

特に学生ビザを申請する留学生は必ずOSHC(Overseas Student Health Cover)と呼ばれる、海外留学生保険に加入しなければなりませんのでそちらもまだの方はチェックしておきましょう

ちなみに医療機関にかかる際の準備は金銭面てきなことだけでなく、英語面で

万が一に備えて過去にかかったことのある病気や受けたことがある手術、アレルギーの有無、家族の中に特有な病気にかかった人がいればそれぞれ英文の文書で用意しておくと安心ですよ

 

<情報出典:Medicare.gov ,  PrivateHealth gov.au , オーストラリアの医療システム, オーストラリアの医療機関

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