紫外線対策世界一のオーストラリアに学ぶ「食べる日焼け止め」とは!?
オーストラリアの紫外線が世界一強いという事実は変わりませんが、実は、オーストラリア政府が取り組んでいる皮膚ガン予防のキャンペーンが功を成したようで、現在は皮膚ガン発生率が降下し続けています。
今回はそんな紫外線対策に敏感でナチュラル志向なオーストラリア人も実践する安心な「食べる日焼け止め」について調査してみました!
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オーストラリアの「食べる日焼け止め」 とは?
「日焼け止め」を食べよ!という訳ではありません(笑)
実は近年より皮膚ガンになるリスクが上がる事から日焼け止めクリームを”あえて塗らないようにしている“もしくは”塗っていない“オーストラリア人が増えている事を知ったのですが・・[前回の記事はこちら]
そんなオーストラリアではより環境にも体にも優しい” internal sunscreen (体内へ取り入れる日焼け止め)” を取り入れている人が増えていることがわかりました。
こちらの方法は日焼け止め効果を発揮する「食べ物」という事なので、
日本語では「食べる日焼け止め」と訳されてアジアでも近年注目されつつあり、その研究も進んでいます。
既に実践者の経験談によると、
小さい頃から太陽に当たると直ぐに皮膚が赤くなるほど敏感肌だったのに、食生活を変えただけで日焼け止めクリームなしに日光に数時間当たっていても日焼けをしなくなった!
そうなのです!
それではどんな食べ物に日焼け止め効果が期待出来るのか?おすすめレシピも合わせてご紹介していきます 😀
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紫外線をカットする7つのおすすめ食品と成分
1.『GREEN POWER ! 』
ブロッコリーや小松菜、ほうれん草、ケール、セロリにパセリなど・・・
これらの緑の野菜の多くには強い抗酸化作用があり、また、殺菌作用・抗炎症作用また、日焼け後の肌をも修復するのに最適な栄養素が多く含まれています。
特に「小松菜」に含まれる非必須アミノ酸の「プロリン」には皮膚の角質層にある天然保湿因子の一成分で角質層の潤いを保つ役割がある事から、乾燥した肌の回復に効果があります。
また、プロリンはコラーゲンを構成する主要なアミノ酸でもあり、コラーゲンの合成を促進し、紫外線でダメージを受けた真皮のコラーゲンを修復する働きがあります。
<グリーンスムージーの作り方>
日焼けケア効果のあるビタミン「β-カロテン・ビタミンC・ビタミンE」は同時に摂るとより強い効果があるのですが、
特にビタミンCは火に弱いのでスムージーなど生で摂取するのが一番です。
スムージーの作り方はとっても簡単!きれいに洗った小松菜やケールなど、悪の少ない緑の葉の野菜と冷凍のベリー又はバナナとお好みで少量のミルクか水でブレンダーにかけるだけ。
朝食に1杯、毎日飲めば日焼け止め効果だけでなくお肌の保湿効果や若返り効果なども期待出来ますよ 😉
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2. 『RED POWER ! 』
トマトやスイカ、アプリコットにパパイヤなど赤いフルーツ・野菜には「リコピン」が多く含まれます。
リコピンには高い抗酸化作用があり、なんとビタミンEの100倍といわれていますよね。
なので、紫外線でダメージを受けた真皮のコラーゲンの合成を促進する作用、メラニン色素の生成を抑える作用があります。
さすが紫外線が強い夏のお野菜、スイカには特に多くのリコピンが含まれています。
それはトマトの4倍とも言われているのですが、スイカが苦手な方もいますよね(私は大好きですが旦那さんが駄目なんです)。
そんな場合はトマトを調理してたっぷり摂取するといいですよ。
トマトは火を通して調理したときに出る汁のほうにより多くのリコピンが含まれるのでおすすめレシピはフレッシュで大きめのトマトなら2個は使ってパスタのソースにしたり、カレーに加えたり、トマトをそのままスライスして、オリーブオイルと塩こしょうでトースターでチンするだけもシンプルでおすすめです。
3. 『Chocolate とCACAO 』
ダークチョコといえば「カカオポリフェノール」という成分ということはご存知の方も多いかと思いますが、
この成分は正確にはカカオ豆に含まれるフラボノイドの総称で、その大部分は「エピカテキン」というフラボノイドになります。
実はこのエピカテキンには、紫外線を浴びてできた活性酸素を除去する抗酸化作用があり、
体内にアレルギー抗体を作りにくくする作用もあるので、
日焼け止め効果や敏感肌の改善がある食べ物として注目されています。
ちなみに” カテキン” といえば「お茶」ですが、なんと、カカオ含有量70%以上のチョコレートはお茶の4倍ものポリフェノール(日焼け止め効果)があるそうです。
また、ココアパウダーの苦味成分である「テオブロミン」は、 自然界ではカカオ豆くらいでしかほぼ摂取が出来ないと言われていて、
血流を良くし、新陳代謝を高める作用があります。
食べ過ぎには注意ですが、、、
ダークチョコレートやココアの摂取でダイエット効果だけでなく、日焼け止め効果にアレルギー性の肌の改善、日焼けでダメージを受けた細胞の回復にまで効果があるなんて嬉しくて摂らない訳はないですね!
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4. 『TEA and COFFEE 』
緑茶や様々なタイプの紅茶にコーヒーなど「ポリフェノール」を含む飲み物には実は
紫外線と戦う力を備えています。
また、近年の研究では「カフェイン」もARTを抑制できることから
皮膚がんの予防が期待出来るとも言われています。
中でもポリフェノール(日焼け止め効果)とカテキンの一種でがん予防になるといわれる
「エピガロカテキン 3-ガラート(EGCG )が最も多く含まれるのは「緑茶」です。
緑茶のうまみ成分に含まれるアミノ酸成分「Lテアニン」には気分転換やリラックス効果があるので
より質の高い睡眠を促すとしてサプリメントも注目されています。
コーヒーを一日に2杯以上飲んでいる人の方が、飲まない人に比べてシミ予防が出来ているというような結果も出ているので、
その日の気分や食事に合わせて「コーヒー」や「緑茶」など積極的に飲めば、お肌も紫外線から守れるだけでなくしみ・皮膚がん予防にストレス解消になるなんで一石3鳥ですね!
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5. 『FISH! FISH! FISH!』
サーモンやサンマ、ヒラメにはカルシウムの吸収を良くする動物性のビタミンDが多く含まれています。
また、貝類など脂肪分の多い魚に含まれている
オメガ3脂肪酸にはシワや日焼けの原因になる活性酸素から肌を守ってくれる効果があることが証明されています。
頭が良くなる〜♪だけでなく、日焼け止めやしわを少なくする効果もある魚を積極的に食べましょう!
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6.『 GOOD OIL』
近年の研究によると、多価不飽和脂肪酸の ω-6系[リノール酸、r-リノレン酸、アラキドン酸]と ω-3系[α-リノレン酸, EPA,DHA]のバランスが乱れが、アレルギーなどの炎症性疾患を促進していると考えられており、
ω-3系の不飽和脂肪酸が炎症を直接抑制することがわかってきました。
ただし、油と一言で言っても体に「良い油」と「悪い油」があるので要注意です!
一番避けたいのは「トランス脂肪酸」です。
代表的な食品はマーガリンやショートニング、市販の揚げ物類です。
多く摂ると血液中のLDLコレステロール濃度が増加しさらに、HDLコレステロール濃度が減少することが示されています。
トランス脂肪酸を多くとり続けると冠動脈性心疾患のリスクを高めることも証明されていますので本当に要注意!
現代の日本人は、ω-6系のリノール酸で例えば「ごま油」や「菜種油」を非常に多く摂取していると言われていますが
積極的に摂った方が良いω-3系の脂肪酸は「アマニ油」や「エゴマ油」、「魚の油」です。
これらは体のバランスを整え、日焼け止め効果も抜群です。
また、青魚に多く含まれるEPAやDHAには炎症を押さえるだけでなく、
中性脂肪などの脂質代謝を改善する働きや脳機能を改善する働きがあります。
EPAとDHAは協力して働くようなので、一緒にかしこく摂りたいですね!
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7.『アスタキサンチン』
体内から摂る日焼け止めの中でも最強といわれるのは「アスタキサンチン」です。
最近、化粧品やサプリメントでも良く出てきていますが、日本で日焼け止めの効果があるとして売られている物あまり見かけません。
アスタキサンチンはβ-カロテン(ビタミンAの一形態)と同じカロテノイド類の中の、ひとつの成分で
その抗酸化作用はビタミンE の14倍、βカロチンの54倍、また、ビタミンCの65倍以上もの威力があると言われていてかなり注目されています。
アスタキサンチンはエビやカニなどの甲殻類、鮭・いくらなどの赤い生物に含まれています。
しかし、エビや鮭がアスタキサンチンを生成しているわけでは無く、大元はヘマトコックス藻という数十ミクロンの植物になります。
このへまとコックスという藻は、紫外線のストレスを受けるとアスタキサンチンを生成し、赤色に変化するという特徴を持つ植物なのです。つまり、川から海に流れ出したヘマトコックス藻を、動物プランクトンが食べ、それをオキアミが食べ、それを甲殻類や魚が食べる。という食物連鎖によってアスタキサンチンが蓄えられていく訳です。
また、アスタキサンチンには目の疲労改善や、血行をよくして新陳代謝を高める作用もあるので、
積極的に摂取したいところですが 十分な効果を得るためには成人で1日に6mg程の摂取が目安だそうです。
良い摂取はやはり魚からで、鮭の切り身の場合2~3切れ、いくらだと400g(いくら丼4人分くらい)になるのですが、毎日は大変なので手軽に継続して摂取するならやはり、サプリメントからがおすすめです。
参考記事によると、ハワイにいる多くのドクターが実はこのアスタキサンチンファンで実際に積極的に摂取して日焼け止めクリーム要らずの体を維持しているようです。
また、炎症を抑える効果があるので朝の鼻づまりや体の不調がアスタキサンチンを摂り始めて数週間で無くなったようです。
お肌のしみやしわ、そばかす、コラーゲンへのダメージからも守ってくれるので若返り効果を期待して摂取するファンも多い様です。
[
]他社ブランドも使ってみましたが、品質が高くてお手頃なのでおすすめはこちら!視力が良くなったなど、レビューも高評価ですよ!
Mimi
最後に・・・
今回はオーストラリアの強い紫外線から安全で健康的に肌を守る7つの食べ物をご紹介しました。
最近見た日焼け止め特集のテレビ番組でもこれらの食材が紹介されていました!
その皮膚科の先生によるとこれらの食べ物は なるべく朝か午前中の外出する前に食べたほうが効果を発揮するんだそうですよ^^
私は3年以内にはまだ産まれたばかりの肌の弱い我が子をオーストラリアに連れて行くに当たり、いかに日焼け止めクリームを使わずに紫外線から肌を守る事ができるかを考え始めて、このトピックに辿り着きました。
「日焼け止め」から始まった調査でしたが、
このような栄養素を積極的に取り入れる事で、乾燥を防ぎ、お肌そのものが強くなったり、アレルギーが治ったり、若返り効果まで期待出来るとわかったので色々な意味で勉強になりました。
あとはできるところから実践して効果を実証して行きたいと思います。
ちなみに、「食べる」以外で安全な日焼け止め対策におすすめはこちら!
透明なサングラスの方が色付きや黒に比べると目の瞳孔が開かないので紫外線CUTの効果が色付きより効果が高いと実証されています!
オーストラリアに行く方はもちろん、行かない方も特に夏期の紫外線が気になるシーズンは是非、積極的にこれらの栄養素を食事からバランス良く取り入れて、健康的な紫外線に負けない体を作って下さいね!
ちなみに摂取量については性別や年齢、体重などによっても差があるかと思うので、さらに詳しく知りたい方は専門の栄養士さんかお近くのクリニックで相談されるなどして、偏った食生活にならないようにしてくださいね。
<情報出典: 10ways to eat your sunscreen, Would you pop a pill of internal sunscreen ?, Best internal natural sunscreen , Why I eat my sunscreen ?, 5 reasons to take Astxantin, Want to look younger ? Take Astaxantin , 日焼け止めGO!GO!、オーストラリアの皮膚ガン発生率の現状、>