アトピーをオーストラリアで治すには?意外な解決策でステロイド剤や乾燥から皮膚をを強くした話。
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オーストラリア永住権取得を目指中の日本人一家のママMimi( @australia_ijyu_family) です。
日本で産まれて、皮膚科のお医者さんに「アトピー」と診断された娘。
渡豪前にオーストラリアで最も恐れていたのは「乾燥」でした。
案の定、移住してから日本から持ってきた塗り薬や保湿クリームに頼らずにはいられませんでした。
しかーし!
移住して半年ほどして、娘の肌の調子が良く来たんです。
ステロイド剤に頼らずに。しかも、彼女の場合は乾燥が主な原因では無かったことが判明!
この記事では私たちの娘がいかにして健康なツルツルお肌を取り戻したかを記録しておきます。
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アトピーと診断された娘(当時、1才)
最初そんなに重度でも無かったこともあって”ただの乾燥肌やろう。”と、あまり気にしてませんでした。
でも特に冬、夜中になると顔や身体中を掻きむしって、痒いのか夜泣きがなかなか止まず。
お肌はどんどんカサカサ。顔も体も引っかき傷が目立つようになってきました。
日本にいた時、皮膚科は4件は回りましたがどこへ行っても、こんなアドバイスをされました。
・とにかく、風呂に入れる頻度を減らすこと
(入れてもぬるま湯で。3日に1日ぐらいにしましたが、とある先生には冬なら週1日で良いと言われました)
・こまめに保湿すること
・炎症を起こしていれば、処方されたステロイド剤の塗り薬を塗ること
さらに、娘は日本で皮膚の手術もしました。
ある日突然、右のこめかみ辺りに大きなできもののようなものができて、中から大量の膿みが出て来ました。病名は石灰化上皮腫(Calcifying epithelioma)。名前の通り、皮膚の一部が石灰のように硬くなってしまうやつです。
開いて調べるまでわからないと言われましたが皮下腫瘍の一種で、かなりの確率で良性で手術も無事に終わりました。これは、オーストラリア移住前に済んで本当によかった。
傷跡のこともあって「紫外線」も心配ではありましたが、兎にも角にも日本にいたときは保湿と処方されたステロイド剤が手放せなかったです。
もちろん、上記以外にもネットで検索すれば「清潔で肌に優しい服にする(柔軟剤は控える)」とか、「部屋や布団を清潔に保つ」とか「加湿器を使う」。など、様々原因や解決法にヒットします。
そもそもアトピーとは…
実は、「アトピー」って、はっきりとした原因や根本解決がわかっていない「未病」(自覚症状があるが、検査では異常がない状態)だったりします。
また、ある皮膚科の先生によると性格も皮膚と密接に働いている可能性があると言わせたことがありました。
良く言えば、責任感が強く、温厚、知的レベルが高い。悪く言えば、神経質、ストレスを溜め込みやすい。(母親は自分のせいでアトピーと勘違いしている場合が多い)とか。元々の気質もあるけれど、大きな要因としては生活環境によるストレス。そんな内面的な要因もアトピーになりやすいんだとか….。
ちなみに、オーストラリアおよび、海外の様々な医療系サイトではアトピーの要因は乾燥やストレス以外にも、ケミカルな物質、タバコの煙や洗剤、金属、花粉やゴムなど様々なアレルギー反応が要因である場合も示唆されています。
あ、せっかくなので英語でアトピーにまつわる便利な単語もちょこっとまとめておきます。
アトピーって英語で何ていうの?
- eczema (発音::エグジマ:イギリス英語/ エグゼーマ:アメリカ英語); 湿疹・皮膚炎
- atopic dermatitis ( 発音:アターピック ダーマタイティス);アトピー性皮膚炎 (eczemaと同じ意味として使われる)
- atopy ( 発音:アタピー);アトピー
- dermatology (発音:ダーマトーロジー);皮膚科(学問のこと)
- dermatologist (発音:ダーマトロジスト); 皮膚科医
皮膚科に行きます。と言いたい時は” I’m going to see a dermatologist. ” が使えるよ!
Mimi
【乾燥大国】オーストラリアでもアトピーは治った!!
ところで、住んでいた(現在はアデレード)西オーストラリアのBunbury (バンバリー市)の湿度は年間で44%〜66%ほどになります。私の日本の地元(石川県)は年間で65%〜75 %なのでやはり、オーストラリアは地元に比べると乾燥してます。
それでも国内では最も乾燥していると言われる、南オーストラリア州のCoober Pedy(クーバーペディー)なんかは1年の湿度が18%〜41 %なので国内では湿度は高めの地域ではないでしょうか…
前置きが長くなりましたが結論を言うと、、、
日本にいた時にステロイド剤を卒業できなかった娘はオーストラリアに来て、薬も保湿クリームも頼らなくて良くなっています。
では、どんな対策をしたのかと言うと以下の2つです。
対策1: フィルターでシャワーの水質を変えてみた
オーストラリアの水道水は飲めるし安全ですが、日本と比べるとやや硬質でさらに塩素が強いとネットでリサーチ。
*地域によって、バラつきはあります。
と言うことで、シャワーヘッドにフィルターをつけることにしました。
↑ Amazon 硬水用シャワーヘッドフィルター 【塩素重金属除去】
これが、まあまあお値段しますが良いやつで。
シャワーした瞬間に肌に当たる水が柔らかく良い感じになっているのがわかりました。
髪とかキシキシしてきになる人にも普通にオススメしたい。シャワーフィルターです。
引っ越してシャワーヘッドのタイプが変わったので、今はこちらのシャワーフィルターを使ってます!
↑Amazon エコアロマビタミンシャワー
一家揃ってこの匂いが気に入っていて、前より優雅なシャワータイムに癒されてます。
で、これ以外にも親切なホームドクターからアドバイスをもらいました。
対策2: 皮膚が弱っている時に必須の栄養素を補った
バンバリーのドクター「日本では栄養のアドバイス忘れられがちなんです」
実は最近、未病対策に「分子栄養学」の勉強をしているMimi。
分子栄養学は人間の分子レベルで栄養がどのように作用しているのかを明らかにしている学問ですが。
この、出来事をきっかけに興味を持つようになりました。
ドクターによると、皮膚が弱い子供は大抵、ビタミンCとZinc (亜鉛)が足りて無いのだそうです。
「スーパーに売ってるやつで良いので栄養補助食品から1日最低 このくらい(メモを走らせるドクター)
摂ってみてください。」
と言われ、この二つを同時に取れるサプリメントを探しました。
で、今摂っているのがこれ
↑Amazon: Nature’s Way Kids Smart Vita Gummies Cold & Flu
果汁グミみたいなグミです。おやつ感覚で手軽に食べられます。
免疫力を高めて、風邪予防にもぴったり!と謳っているサプリですが、アトピー改善にも効果がありました!!
食物からこれらを十分に取れると理想だな〜と思って調べてみたら…
Zinc (亜鉛)がレバーとか牡蠣とか卵の黄身とか…娘の場合、ドクターから結構な量を摂取するように支持されたので計算したら食べ物から毎日十分に補うのは難しそう。と思いとにかくサプリに挑戦してみました。
ちなみにZincですが、欠乏してくると皮膚だけでなく味が薄く感じたりとか「味覚障害」が起きます。
注意したいのがカップラーメンやレトルト食品に入っている添加物が亜鉛の吸収を阻害する!と、言うこと。
せっかくサプリで補っても吸収されない食生活をしていたらサプリをわざわざ買う時間もお金も無駄になると言うことです!
また、一緒にとると良いビタミンCもストレス環境だと人によって消費される量が多くなるので人によって年齢とか性別の平均摂取量より多く取らないと効果がなかったりします。
と言うことでビタミンも亜鉛も、現代人が不足しがちな栄養素の代表になっているんだそうです。
栄養学は奥が深くて、面白いです!
Mimi
最後に…
オーストラリアに来る前は特に手術してたこともあって、何やかんやアトピーの悪化の心配はありました。
でも、確実にこの1年半年で食生活も運動、ストレス、睡眠などの生活バランスが良い方へ改善されてたなと感じています。だから、もしかすると彼女の場合は栄養や水だけでなく、生活環境も大きいかも知れません。
人によって、アトピーの根本原因は本当に様々で複雑かと思います。
ステロイド剤などお薬は分子栄養学的には消防士的な役割をするので、状態によっては全否定しません。
ただ、いつか卒業したいのにずっと塗り続けて不安な方に今回、実際に改善した体験として、視野を広げる一助になればなと思いました。あなたのお役に立てば幸いです。