パースのグローバル企業でバリバリ働く!日本人女性Noriさんにインタビュー
多民族国家とはいえ人種差別もあるし、男性の方がまだまだ優位な社会が現実問題としてはある、オーストラリア。
実際は厳しい環境の中、オーストラリア人も驚きのバリバリのキャリアを積み子育てもしながらキラり輝く日本人女性を発見!
どのようにして、グローバル企業で評価され続けるようになったのか。
Noriさんのモットーやキャリア、オーストラリアで生き抜く為のコツなどをお伺いしてきました。
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オーストラリアに移住した、きっかけは?
最初はなー、19才の時。春休みにもうちょっと英語伸ばしたいなと思って来ただけやねん。
Noriさん
いきなり、意外すぎる!!!!
どのくらいバリキャリかは次の年表で一覧にします。
ハーフのお人形みたいな可愛い娘さんを持つ、バリキャリママはバリバリの関西弁。
関西学院大学の春休みに初めは短期語学留学のつもりでやってきたNoriさん。
大学での専攻は「総合政策学科」。
2001年9月11日にアメリカの同時多発テロの影響もあり、語学を伸ばすなら出来るだけ安全で物価も安めの所が良いと西オーストラリアへ来ることに。
テロ事件の影響は実は留学先を当時、より安全で物価も安めな選択肢に変えただけではありませんでした。
テロ事件そのものに深い関心を寄せていたこともあり、「国際政治学」が学べるMurdoch大学へ編入することになります。
なんと、当時Murdoch大学は偶々!関西学院大学と提携を結んでいたこともあり、オーストラリアに来て大学の窓口で直接聞いてみた所、そのまま編入の手続きができたのだそうです。
まさに、運命を感じますが。日本で手続きとかなしで現地で(しかも自分で)編入できるなんてこともあるんですね〜!?驚
Mimi
「鬱」になりかけた学生時代
思いの外、編入手続きがすんなりいったものの…
大学卒業までの道のりが簡単だったという訳では全くありませんでした。
オーストラリアの大学はオーストラリア人でも卒業するのが大変。
日本での2年分の単位がそのままオーストラリアの大学で取れたことになるので、教科書の基礎は理解した上でさらに生徒達とdiscussionができないといけなかったのです。
授業料も払ってたしな。アルバイトもしながら授業についてくのはホンマに大変やったで!もはや、ほとんど記憶にないもん
Noriさん
え!大学の授業料自分で払ったの!?…すごっ。偉すぎる。
Mimi
なんと、授業料もほぼ自分で支払った払ったとのことでアルバイトを2つ掛け持ちしながら学校に行き、寝る間がないほど勉強していたので「鬱」状態になるほど全ての事に必死だった様。
でも、死にかけるほど猛勉強の時期があって日本の大学では全く学ぶ機会の無かった「発言力」やオーストラリアで生きていく基礎体力の様なものがついたのだそう。
さて、この学生時代からどの様なキャリアを積んでいったのでしょうか….!?
Noriさんのバリキャリ年表
22才 Murdoch大学 卒業
TAFE の business management courseを修了
同じ時期に パートナーVisaで永住権を取得
23才 大学院へ進学
論文で教授と意見が合わず、退学
24才 オーストラリアの水産省の「Intelligence database 」の officerに
任務修了
25才 オーストラリア某大手の人事部 ( HR ) に転職
26才 人事マネージメントのコンサルティングも
27才 ブリスベンの支社へ転勤
payroll accountant (会計)へ移行
30才 結婚 & 妊娠 の為 退職
ライフコーチングの資格を取得
旦那様のご実家があるWA に戻る
31 才 出産
YMCAの Time Attendant (出退勤・給与に関する)のシステム改善と導入の仕事
35才 オーストラリア代表 某大手エネルギー会社に Payroll Managerとして入社
現在に至る
*会社名を出すのはNGでしたので、あえて記載しておりません v.v
大学卒業後、いきなり水産省のお仕事についていますが、どんなお仕事だったんですか?
Mimi
違法で釣りをしてる人の容疑者リストを作る仕事やで。結構、面白かったで〜!
Noriさん
・・・笑。なかなかそんなお仕事もらってる人は周りにいないのですが、一体どうやってその様な特殊なお仕事をもらったんですか?
Mimi
オーストラリア政府が募集するJobpoolに応募したり、普通に仕事探しのエージェントに応募したりやで!
Noriさん
なるほど〜、では実際のところオーストラリアでの大手企業で働くメリットや注意点なんかも教えてもらいました!
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オーストラリア移住のデメリットとメリットとは?
厳しい現実やけど、オーストラリアで日本人でしかも女性っていうのはどうしてもマイナスになってしまうねん。
未だに発音の事とか指摘されて悔しい時もあるで。
Noriさん
(なんだか、完璧そうなNoriさんなのでそゆこと聞くとむしろホッとする様な・・・)
そうなんですね。
それにしても、オーストラリアに住み、働いてて良かったと思うことはありますか?それは何ですか?
Mimi
大企業で働いてて良かった事
オーストラリアの職場は実力がないと簡単に首を斬られる現実もあるけど、一方で、実力や経験を認められればちゃんとした評価をしてくれる。だから、頑張れてるんやと思うな。
今の会社は特に子育てにも優しくて、会社の中に子供を連れてきても遊ばせてあげられる遊具とかもあるねん。
子育ての母親に優しいというか…子供達を大事に育てようとしてくれてるのがわかるな。
会社で働いてて良いと思うところは午前8時から出勤して午後4時半時とかには退社できるしな、ボーナスや休暇もちゃんと出る。
メリハリはもちろんあるけれども、上司や同僚と飲みに行っても普通に楽しいねん!
Noriさん
ボーナスも纏まった休暇も欲しいですわ。。。←切実
Mimi
この先の生き方を色々と考えさせらせたところで、最後にこれからオーストラリア移住を目ざす日本人の方にメッセージを頂きました!
ズバリ、オーストラリアで生き抜く秘訣は?
日本でやれることはしっかりやっておくこと。「日本人」として海外で何ができるか考える事や。オーストラリアに限らず、日本人としての良い文化はどこに行っても大切に持ってたほうがええなあ。
だってな、何やかんや海外に出たら「日本人」として見られるし、「教養 ( liberal arts )」はどんだけ持ってても損ははないで。あと、英語でコミュニケーションを取るなら body languageは使わなホンマに相手に伝わらんし使ったらええで!
最後に上司からの受け売りやけど、常に少し先の未来を見ろ。目の前のことにとらわれすぎるなって言われてるわ。
日本人としての信念を持ちつつも、型にハマらないオーストラリアの自由な社会で自分の作りたい未来を形にしていって欲しいな!
Noriさん
世界一周の旅中にも大切に感じてた事がグローバル企業でも共通なのだなと感じました。
実は、同い年のNoriさん。
彼女との出会いがあったおかげで、より「永住権取得後」どうするのか …色々、考えさせられる様になりました。
今はサイドワークのライフコーチにも情熱がある様で興味をそそられつつあります。
詳しくはこちらからどうぞ→Nori’s instagram
Noriさんとの出会いに感謝。
子供たちも一緒にたくさん遊んでくれて嬉しかったな ^^
Mimi
インタビューの後記…
When life gives you lemons, make lemonadeの意味は人生にレモン(人生の困難)が与えられるとき、
どうせならそれをレモネード ( ポジティブな物 )に変えて、 人生に役立てよ
ということわざでしゅよ〜。
Emaはレモンが好きだから覚えやすいね ^^
Ema