オーストラリアの言語の由来は?オージーイングリッシュは世界で通用する?
オーストラリアで話される言語って何か知っていますか?
いわゆる「オージーイングリッシュ(オーストラリア英語)」なんですが、その由来や特徴、使える単語についてまとめてみました。
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オーストラリアの言語の由来は?
オーストラリアの公用語は
英語です。
移住の際も政府が指定する英語の試験を受験し、
必ず英語で人とやりとりが出来る能力がある事を証明しなければなりません。
しかし、
オーストラリアの英語は日本人が聞き慣れているアメリカ英語とはやや異なりますよね。
それはオーストラリアで話されていた元々の言語が
今からおよそ5〜6万年前から大陸に渡って来たと言われる先住民族(アボリジニ)の言語と
220年程前にイギリスの流刑地として入植してきたイギリス人の英語が混ざり、
さらには様々な国からの移民を受け入れる事によってオーストラリア特有の英語に進化してきたからです。
そんなオーストラリア特有の英語を
オージーイングリッシュ
と呼んだりもします。
では、オージーイングリッシュとはどんな特徴があるのか?
見て行きましょう。
オージーイングリッシュの特徴は?
オージーイングリッシュの特徴は通常ei (エイ)と発音するものが ai (アイ)になる発音の特徴もありますが、
実際に使われている単語で先住民(アボリジニ)が語源となる言語と
何でも短くするのが好きなオーストラリア人の性格ならではの言語があるので今回はその2種類を主に取り上げてみたいと思います。
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オーストラリア諸語 (アボリジニの言語) が語源の言葉
オーストラリア諸語[Australian Aboriginal languages] とはオーストラリアの先住民アボリジニによって話される言語です。
ヨーロッパ人たちの植民が始まった当初にはその部族の数に比例し250種類以上も存在していたと言われていますが、イギリスの植民地化や伝染病など様々な理由により今では120~145まで減少しています。
消滅寸前のアボリジニの言語ですが、
実はアボリジニの言語が語源で今でも世界中で使われているものがあるのでいくつかご紹介します!
コアラ[Koala]
アボリジニの言葉 gula が語源です。
カンガルー[Kangaroo]
アボリジニの言葉 gangurru が語源です。
友達・仲間[mate /マイッ ]
イギリス英語でも同じ意味で使われますが、本来は「配偶者」の意味だそうです。
ビーチサンダル[thongs]
草履のようなサンダルのこと。アメリカ英語ではSandals、イギリス英語では flip-flopsといいます。
オーストラリアならではの言葉ばかりですね〜!
何でも[短縮系]の今どきの言葉
オーストラリア人はニックネームや地名も短くするのが好き!
なのですが今回は日常でよく使えそうなものをピックアップしてみました。
♦ありがとう:Ta (ター)「どうも」に近い。軽く言う時のみです。
♦こんにちは/ Hello or Hi : G’day (グダイ)通常ei (エイ)と発音するものは ai (アイ)になるやつです。
♦オーストラリア/Australia : Straya (スタリャ)
♦カンガルー/ Kangaroo: Roo (ルー)
ちなみ日本人が弱い RとLを間違えると・・・
♦トイレ: Loo ( ルー) NZ やヨーロッパでも使います。
♦幼稚園/ Kindergarten: Kindy (キンディー)
♦ビスケット/ Biscuit: Biccy (ビッキー)
♦チョコレート/Chocolate-: Choccy ( チョッキー)
なので、チョコレートビスケットは choccy biccy (チョッキービッキー)です。笑
♦朝食/ Breakfast- Brekky (ブレッキー) カフェのメニューとかにも記載されています。
♦夕食/ Dinner; Din-Dins ( ディンディンズ)別に短く無い様な・・・
♦マクドナルド/ McDonalds: Maccas (マッカーズ) 「マック/ マクド」が最短かな?教えてあげると良いですね〜
♦アボガド/Avocado: Avo (アヴォ)
♦バーベキュー/barbecue: barbie (バービー)
♦ガソリンスタンド/Petrol station : Petty (ペティー) アメリカでは gas station です。
♦蚊 / Mosquito: Mozzie (モジー)
♦フェイスブック/ Facebook: Facey (フェイシー) ちなみに、LINEの知名度は低くsnapchatが流行ってます。
♦パソコン/ Laptop: Lappy (ラッピー)
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etc
もっとあって面白いので、
また別記事にてオージーイングリッシュネタは特集していきたいと思います!
オーストラリアの「訛り英語」は世界で通用しない?
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さて、特に上で紹介した
短縮系オージーイングリッシュなんか見ていると
オーストラリア訛の英語なんて世界で通用しない様な気がしますよね。
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でも、大丈夫です!
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「訛り」と一様に言っても実はオーストラリアだけでなく、
例えばイギリス国内でも地方によって様々な英語が話されているんです。
日本で例えるなら・・・
関西弁や東北弁などはあれど、標準語を使えば全国どこでも会話が出来るのと同じで、
ようは「英語」さえ話せれば
例えインド訛でもシンガポール訛でも・・・世界中の誰とでも意思疎通はできるのです。
あの、出川の英語でも『伝えたい気持ち』があれば伝わるんです。^^; マジでひどいけど。
ちなみに、
上の短縮系オージーイングリッシュは口語で友人同士など関係の近い者同士で話されているので
留学やホームステイ、ワーホリなどでローカルオージーと接する際に使えば、
一気に仲良くなれるきっかけになるので
一つでも身につけて行かれる事をおすすめしますよ〜 ^^
最後に・・・
オーストラリアで話される言語[オージーイングリッシュ]。
言語のルーツから見えるアボリジニの歴史やオーストラリア人の性格の傾向なんか本当はもっと深くて、さらに知りたくなっちゃいますよね。
こういった「訛り」は日本人からすると学んで良いのか?という疑問が沸いてくる方も少なくはないのではないでしょうか。
そんな方は訛というか、「一つの英語の種類」と考えても良いかもしれません。これから世界のどこへ言っても通用する英語を学びたい方はこれからIELTS(アイエルツ)の勉強もおすすめですよ!リスニングにはイギリス英語を中心に、オージーイングリッシュも北米の英語も出てきます。
個人的にはオーストラリアで生活するならそれなりにオージーイングリッシュに慣れていく必要がありますが、まだ場所がわからない場合は聞いていてしっくりくる・好きな英語で音楽聞いたり、映画を見たりされるのも良いかと思います。