オーストラリアへ移住するなら?パースに住むと決めた理由
これからオーストラリアへ移住をお考えの方は広大な国土のどのエリアが日本人にとって住みやすいのか?
中でも、最近人気の「パース」は実際どうなの?!と思われている方も少なくないと思います。
ここでは私と夫が移住先にパース(WA)を選んだきっかけや理由ぶっちゃけ住んでみて感じた事などについて真剣に移住を考えるあなたに共有できたらなと思います。
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パースに約半年住んでみて思う事
[ ]ライターの妻 Mimiです! 私と旦那がハネムーンとして世界一周の旅に出発したのが2012年の6月の事でした。 54カ国を4年間かけて回った中でも、ワーホリしながらの長期滞在をしたのはNZ, カナダ、オーストラリアです。 オーストラリアではやはり良い事も悪い事もあったけれど、最終的に・・・海外移住するならオーストラリアの「パース」だなと思った事を考えてみたいと思います。 Mimi
パース入りした時期
オーストラリアでは合計約4ヶ月のファームジョブをして、セカンドビザを取得した後、
メルボルン⇒パースにと移動しました。
2014年の7月 オーストラリアでは冬のこと。
私たちは約半年パースに働きながら住みました。
Yuuさん
上の写真のビーチはパースから約19km離れた所にあるrottnest-islan (ロットネスト島)です。
冬でもこの景観なのはインド洋ならではですよ〜!
島のどこもエメラルドグリーンの綺麗な海と手つかずの自然や動物に触れられ、
程よくリゾート地としての町も整備されてまるで天国みたいな美しい島でした。
また何度でも訪れたくなる場所です。[/voicel]
ではではまず、パースでの私たちの仕事や生活を振り返ってみます。
パースでの仕事
[ ]私の場合、メルボルンで「バリスタのコース」を習得したばかりだったので、まずはカフェかエスプレッソマシーンのあるレストランで働くつもりでした。 ・・が、ご縁があって近所のジャパニーズテイクアウェイのお店に応募することになりました。 予想外にも面接のその日から採用が決まり、あれこれ仕事探しで困ることは無かったものの・・・ 残念なことに、エスプレッソマシーンが撤去されたばかりの新店舗のキャッシャーとしてお店に立つ事になりました。 Mimi
Yuuさん
実はここで出会ったヘッドシェフのお陰で現在の仕事や今後のスポンサーの見込みが高い状態でオーストラリアに住んでいます。[/voicel]
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パースでの家や暮らし
オーストラリアの国内でも物価が高いと言われるパースでは家系の大きな出費の一つ「家賃」を浮かすべく、
あのてこの手で家賃を無料にして、夫婦共働きでせっせとお金を貯めました。笑
私は「無料」という言葉程、世の中に怪しい物は無いと親から散々言われて育ちましたが
何かと「無料」で検索することが得意な節約家の夫 Yuuさんのお陰で、
無料でも良い経験をさせてもらえる事は世の中に沢山ある事を知りびっくりしました。
詳しくはこちらの記事でどうぞ
でも、実際に長く住んだら良い所も悪い所もそれなりに見えてきます。
まずは、悪かった事や治安の事からぶっちゃけていきます。
ぶっちゃけパースで悪かった事や治安について
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Yuuさん
パースで「人種差別」「車上荒らし」「ネット犯罪」の3被害に遭う
オーストラリアの治安は場所にもよりますが、日本ほど良くは無いかと思います。
(犯罪の種類によっては日本も今では危険かもしれませんが・・・)
実は4年の世界一周の旅で「一番大変だった」と言って良いくらいの盗難&車上荒らし事件は
ノースパースというパースでも北のエリアの豪邸が並ぶ住宅街で起きました。
当時、その家には仕事の為に一時的に住んでいたのですが、
移動が多く翌日の朝も早く出発しなければならなかったため、家の前に止めてあった車の後部座席に荷物を2つ置いたままにしてしまいました。
それが大きなミスでしたm(_ _)m
翌朝、
パスポートの入った旦那のバックパックとギターと私の靴の入ったバッグ全部は
物の見事に姿を消していました。
家のオーナーと仕事場のボスに報告した所、
実は過去にもその家の前で車上荒らしがあったらしく、恐らく同じ常習犯によるものだと感じました。
車が中古で小さく、ロックも手動タイプで古いタイプのドアで簡単に開けられたのも理由の一つではあったかとは思いますが本当に油断ならんな!と大反省をしました。
ちなみに、警察に届けも出しましたが、ほぼ相手にしてくれませんでした。
オーストラリアの警察官にとって「盗難」は日常茶飯事の様です。
当時、夫のYuuが最初に話した女性の警察官は
英語で「実は今朝、私も車上荒らしにあったのよー!」
と共感してくれただけでなく、ギターを無くなった事も言うと
英語で「あら!じゃあ over the rainbow は弾ける?あれ、私の一番好きな曲なのよ〜!」
と、言う感じでかなり陽気言って来たことから目が点になったというエピソードはいまだに忘れられません。
ほんと、ムカつく位暢気な人たちです。。。暴
もう一つは私がスーパーの商品券を貰いたいが故に
うっかりネットのアンケートに答えてカード情報を打ち込んでしまった後、
銀行から謎の引き落とし(万単位)が発生した件です。
これは本当に焦りました。
が、発覚してすぐに銀行に駆け込んで相談した所、直ぐにカードを止めて作り直してくれただけでなく、
引き落とし先へ闘争をしてくれ、引き落とされた額を取り返す事が出来ました!
ネット犯罪は今や世界中に広がっていますが、銀行員の素早い親切な対応にはめちゃくちゃ感謝しました。
あの、警察官とは大違い。
業界によってこの対応の違いは凄すぎです。
日本人に人種差別をする日本人
これは海外生活や世界一周中なら聞かないことは無いトピックかと思いますが・・・
パースにも日本人の職場で働いているのに
日本人の上司以外には態度の悪い日本人がいました。
私の人生で未だかつて見た事が無い程、最強に無愛想でした。
オージーおよび日本人以外の白人にはヘラヘラと笑って楽しそうに話をしているのに、
日本人の自分よりポジションの低い人たちには挨拶の一つもしない最低人間でした。
幸い?私はお店の表で常にオージーに囲まれるポジションだったので、裏方の日本人スタッフほどストレスは感じることなく仕事が続けられましたが、もしも裏方だったらすぐに仕事は辞めていたと思います ^^;
謎の人種差別の日本人。
そんな人を見ると「コウベを垂れる稲穂の様に」生きたいと強く思います。
[ ]嫌なことは確かにあったけれど、それでも住みたいと思える理由って何なのか!? Mimi
では、良かったことを挙げてみます。
パースに住んでめっちゃ良かった事
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みんなオープンマインドでフレンドリー「親日」も多い!
上に書いた警察官だってある意味「フレンドリー」ですが。笑
これまで会った人殆どの人は、オープンマインドでとりあえずは浅〜く広く仲良くなれます。
オーストラリア全土の学校で母国語(英語)以外に自由に学べる第二言語も「日本語」を選択していた人との遭遇率も高くて、親日家の方も多いと肌で感じました。
シドニーやタスマニア、そしてパースでとても仲良くさせてもらったオーストラリア人は大体、親日家でメルボルンに滞在した時は日本人というだけで家賃を安くしてもらった(大家さんの自宅の1ルームを安く借りた)事までありました!
濃い人脈になった優しいパースの人達
特にパースで出会ったオーストラリア人達は今後の人生を大きく変える人脈になっています。
最初に出会ったプロの写真家の友人は彼以外の様々な友達との交流の場に私達を招いてくれただけでなく、
帰国後、日本でも再会して一緒に過ごしています。
また、先に少し述べた、夫の職場の上司であるヘッドシェフは
職場の忘年会(と言うBBQ) に妻の私や友人も誘ってくれて
私達がパースを離れる直前に盗難にあった時はみんなで新しいギターを夫に買ってくれたり、
職場を離れるときにお店の大事なレシピを全部データをUSBに入れてくれたり、
移住の相談もしたところ彼が新しく開いたレストランでスポンサーになってくれる!
と、まで・・・とにかく、ものすごい協力をしてくれました。
彼の職場で働いていたチームが涙が出るほど本当に最高にフレンドリーで・・・
皆さん信じられないくらい優しいので
彼らの存在があるからまた行きたいと思える
と言っても過言では無いなと思います。
パースは給料が良い
まず、パースの前に・・・
オーストラリアは世界一最低賃金の高い国と言われています。
2018年7月1日以降のオーストラリアが定めている最低時給はなんと、
1時間あたり18.93ドル(約1600円)です!
ここから税金が引かれたり、職場や職種によっても実際の手取りは変わってきますが・・・
中でもパースが他の州と比べると最低賃金が良いと言われている理由は
他の大都市と比べるとコミュニティーが狭く
良い噂も悪い噂もすぐに広まるため、他の大きな都市の様に違法な賃金で働かせる雇用主がいないのだそうです。
資源国と言うことや人口も増加傾向にあることもあり、
オーストラリアドルの価値からみても
安定的に経済発展を続けている国と言えます。
新卒のオーストラリア人の初任給の平均は1年で約1000万とも言われているくらいで、
大企業で働けば年金なども億単位の人の話も聞いてきました。
やはり、日本で家族の近くで育てるより楽では無いですが、
子供をオーストラリアで育てることは一つの投資になるな〜と思います。
パースは程よい大きさのコンパクトシティ
お給料の話でもちらっと述べたのですが、
町の規模と言うか人口も多すぎず・少なすぎずと・・・住んでいて落ち着くと思いました。
私たちの出身は石川県なのですが、遊びに来たパースのカメラマンは
「町の規模が何となくパースと似ている。」と言っていました。
生活するのにマイカーは必須ですが、
一応、電車もバスもあって交通機関が極端に不便な訳でもありません。
個人的な嗜好で大きすぎない町=居心地が良い町
なのも住みたいと思える理由です。
海や空がめちゃくちゃ広くて綺麗!天候が良い!!
これはオーストラリアに私が初めて訪れた幼い頃にも思った事なのですが
空が通年、青くて広い
と言う事。
青くてどこまでも続きそうな広い空は
恐らく電線が視界に入らないのと高いビルに囲まれている所が少ないからなのだと大人になってから気づきましたが
WAは特にカラッとしていて、1年を通しても良い天気が多く、
洗濯物が早く乾く!
空気は良いし、とにかく海が綺麗!!
実は、パースよりお気に入りの町「Fremantle (フリマントル)」のビーチも
記事上の写真のロットネス島という島のビーチも
透き通る様なエメラルドグリーンが目の前にどこまでも広がって、毎日がめっちゃホリデー!な気分にさせてくれます。
[ ]特に皮下脂肪が少ない(極度の寒がり)の夫Yuuさんには天気が良いところは住むみたい街選びで大事な基準です! Mimi
Yuuさん
パースに住むと決めた理由
人、経済、暮らしやすさ、景観、町の雰囲気などから着いてすぐに気に入った町パースですが、
半年住んでみて、本当に「住みたい」と思ったのはどちらかというと、Fremantle (フリマントル)でした。
どの辺りが良かったか、簡単にまとめてみました。
実は、どちらかというとFremantle (フリマントル)が好きです!
通称Freo (フレオ)のFremantle は西オーストラリアではパースの次に大きな第二の市です。
1800年代に建てられたビクトリア調の建築物が多く残っていて、その数250以上もの指定文化遺産があります。街を歩いているだけで、まるで美術館の中にいるようなアートな空間が楽しめるのです。
金・土・日と祝日のみOPENの「Fremantle Market 」も指定文化財の建造物の一つ。
週末はよくここに買い物に来ました。
オーガニックの新鮮な食材が豊富なマーケットが素敵
そうそう、フリマントルが好きになった大きな理由の一つは「オーガニックの食材が手軽に手に入る」事です。観光名所でもあるので、そういった食材の他に、スイーツや可愛い雑貨やお土産、アート等、幅広い物が中で売られていました。日本のラーメンのお店もあって、そこにも何度か行きました。
つまり、Freoなら上に書いた理由+(プラス)・・・
- 魅力的な町がある
- 安心、安全な食材が買えるマーケットがある
でしょうか。健康志向の人が多いオージーの中でもFreoには何だかヒッピーでヘルシー志向の人が多い気がしました。
ちょっと覗いてみたくなる様なお洒落なカフェや
外に出ればカラフルなインコ?も・・・
週末やイベントがある時は音楽を聞きながら飲み物など片手にこんな緑の芝生の上で敷物を敷いてごろんとしたり・・・
やっぱり、雰囲気的にはFreoが一番住みたい街!
と言う夢が広がりました 。
最後に・・・
一番お気に入りになった町はFremantleと書いてますが、
実はスポンサーになってくれるボスのレストランや調理師免許が取れる学校があることから
現在、夫のYuuさんはFremantleからさらに南のBumburyという町に住んでいます。
があり、当初より大幅に取得までに時間もかかりそうですが・・・
まあ、いけるところまでやってみたいと思っています。