オーストラリア移住の条件とは?2019年最新の永住権のメリットデメリットを徹底解説!
オーストラリア移住は条件が年々厳しくなっている…と言われていますが実際どうなのか!?
ハ〜イ! Mimi( @australia_ijyu_family )です ^^
現在、日本人の夫が単身で西オーストラリアに住んでいます。
現在、政府が認定する学校で「シェフ」として学びながら永住権取得を目指しているところです。
シェフ からの 永住権 (PR)取得条件が2018年の春、大幅に厳しくなりテンション下がっていますが、メゲズに一家で奮闘中!
さて、今回の記事では
- そもそも、オーストラリアに「移住する」ってどんな事なのか?
- これから海外移住を考えている全ての日本人が知っておくべき日本の法律
- オーストラリアで永住する場合のビザと条件
- オーストラリア移住の必須条件
ビザのタイプによる、メリットデメリットなどを交えつつ、まとめてご紹介していきます。
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そもそも、「移住」の定義って?!
実は、移住の定義は曖昧です。
基本的には生活の場、居住地を変える事。
色々なオンラインの辞書に目を通しましたが、共通項は生活拠点を変える事でした。
インターネットの発達などで個人でも様々な働き方がある「今」、「移住」と一括りに言っても、細かい捉え方は大きく3つのタイプがあるようです。
- 田舎から都会、もしくは海外へ生活拠点を永久的に変える
- セカンドハウスを建てるなど、一時的に生活拠点を変える
- 永久的な定住地は持たず、転々と生活の場を変える
あなたはどのパターンですか?
もしも、3番目の転々と移動しながらとりあえず暮らしも体験してみたい方で3ヶ月の滞在で充分!
現地で雇用される必要も無し!
とかなら、まずは観光ビザ( eTA ) のみでも短期で移住は可能です。
こんな記事も書いてます→オーストラリアの高い家賃を無料にした方法
しかし、オーストラリアで学校に通ったり、現地で働いたり、オーストラリア人と結婚したり、
基本的に「観光」以外の目的で制限無く滞在するなら「永住権を取る」という道が自然と見えてきます。
次にオーストラリアのみならず、海外移住の際に知っておくべき重要な法律的な事をお話しますね。
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オーストラリア移住というか、海外移住を考えるなら知っておくべき日本の法律
オーストラリア永住権 ( permanent resident = PR )を取る際や海外移住をするときに日本人として法律的にどんなメリットデメリットがあるのでしょうか?
オーストラリア永住権 ( permanent resident = PR )のメリット
- オーストラリアで制限無く、自由に働き無期限で滞在できる
- オーストラリア人と同じく公立の学校はほぼ無料(私立は高いですが、制服とか教科書代はかかります)
- オーストラリアの国民健康保険「メディケア ( Medicare) 」に入れる
- 銀行でお金を借りれる。ローンを組んで土地などを購入できる
- 永住権保持者はその家族を永住者として引き寄せられる
- 無料の英語習得クラスに入れる ( Adult Migrant English Program 指定)
- 条件付きでオーストラリアの出入国ができる
オーストラリアの永住権は一度取得すれば、基本的には永久に有効なので更新など不要です。
ほぼ、オーストラリア人と同じ条件で国の恩恵を受けることができるので長期で住むには必須であり、魅力的なビザです。
しかし、最後に書いてあるようにこのビザはさらに上の オーストラリア国籍 ( Australian citizen ) 取得と違い、注意点があります。
オーストラリア永住権 ( permanent resident = PR )のデメリット
- オーストラリアの投票権がない
- 学生ローンが組めない
- オーストラリアの政府に関わる仕事( オーストラリア国防軍など)出来ない
- ビザ取得後5年毎にレジデントリターンビザ(Resident Return Visa/subclass 155)を取得更新する必要がある
おそらく、投票や国の軍隊に入りたい方はほぼいないと思うのでここはスルーしておきます。また、PRでは物件を買うときにローンは組めるようになりますが、学費のローンは組めません。
Citizenと最も大きな違いとしてはPRは取得後、制限付きでオーストラリアの出入国するということになる事かと思います。
永住権を取得後簡単に国外へ出入り出来ない?ような対策か….移民で成り立つ国ならではの税収施策かよくわかりませんが、永住権が発行されたらビザの詳細欄 ( VISA GRANT NOTICE)に「Must Not Arrive After + 日付」と書かれているよう。
これは「この日を過ぎたらPRとしてオーストラリアに再入国できない」という意味です。
つまりこの期限の前にオーストラリアを出国することがあれば、出国前に必ず「レジデントリターンビザ(Resident Return Visa/subclass 155)」を申請しておく必要があるということです。
申請料は365AUS ドル(1回あたり、5年の有効期間で)
降りるまでにかかる時間はオンラインで所定の記入、支払いが済めばすぐのようです。
申請せずに出国してしまうと再入国の際に永住権が失効する恐れがあるのでご注意!!
申請には国から親切に通知がくるわけでもないのでご自身でカレンダーで記録するなどして忘れないようにしないといけません。
さて、オーストラリア国籍 ( Australian citizen ) を取るとどうなるか?というと・・・
オーストラリア国籍 ( Australian citizen )のメリット
- オーストラリア人としてパスポートが発行できる
- 自由に出入国できる
- 投票権が持てる
- オーストラリアで生まれた子供は二重市民権が取得できる
オーストラリア国籍 ( Australian citizen )のデメリット
- PRからの申請は大人の場合59歳まで
- 日本国籍を失効する恐れがある
オーストラリア国籍は取得の際に書類を揃えて、オンライン申請、英語で筆記、面接と数々のステップを踏み、申請料285ドル(16才以下は無料)を支払えば取得できます。
しかし、上にも書いているように年齢制限や申請が降りるまでに1年〜かかる可能性もあり、PRよりさらにハードルが上がります。
そして、国籍に関して大人の方は注意が必要です。
日本の法律では国籍を失うことに関して、法務省の公式サイトでこのように書かれています。
日本国籍を喪失するのは,次のような場合です。
1 自己の志望による外国国籍の取得(国籍法第11条第1項)
自分の意思で外国国籍を取得した場合,例えば,外国に帰化をした場合等には,自動的に日本国籍を失います。
(引用:法務省 国籍 Q & A )
つまり、18才〜59歳の間にオーストラリア国籍を晴れて取れたとしても、自動的に日本国籍は失われるということです。
日本には国籍を取得する際に「帰化」という方法もあるのでまた、オーストラリア国籍を手放して、
日本で暮らすとなれば再申請が出来なくもないですが条件や手続きなど、かなり大変です。
でも、日本が完全に重国籍完全NGの国かというとそうでもありません。
例えば、オーストラリアで子供が生まれたとして、父か母のどちらか一方が日本国籍を持っていれば、基本的にその子供は日本国籍を持つ資格があるということになります。
しかし、
外国で生まれた子が,出生によって日本国籍と同時に外国の国籍も取得したときは,出生の日から3か月以内に,出生の届出とともに日本国籍を留保する意思表示(国籍留保の届出)をしなければ,その子は,出生の時にさかのぼって日本国籍を失うこととされています。
(引用:法務省 国籍 Q & A 国籍法第12条,戸籍法第104条)
オーストラリアで出産すれば子供は自動的に国籍を持てるのか?
親の一方がオーストラリア国籍もしくは PRを取得していれば、自動的にオーストラリア国籍を取得出来ます。
私はまだ小さい子供がいるのと、今後の出産可能性や計画には特に注意したいところです。
ではでは、私たちが挑戦中のビザや永住権取得に大事なポイントも見てみましょう!
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オーストラリアへ移住へのビザの種類や条件
超基本的なことですが、オーストラリアへの入国の条件すらその人の国籍や渡航の目的によってその条件は様々です。
なので、移住となるとその条件や選択肢はもっと細分化されます。
オーストラリア政府の移民局で全てのビザのリストがありますのでまずはこちらも参考にご覧ください。
( https://immi.homeaffairs.gov.au/visas/getting-a-visa/visa-listing )
こちらでは全部書ききれないので、
とりあえず、日本人向けに大きく、目的別ビザのタイプを書き出しました。
- 観光
- 学校へ行く(資格を取る)
- 仕事や投資をする
- 家族を引き寄せる
です。
ビザのタイプによって申請できる条件は細かくいうと本当にバラバラです。
私たちが挑戦中のビザのタイプや大まかな条件については以下の通りです。
日本人に人気のオーストラリア移住ビザ
私たちは割とハードルが低く、過去の職業経験も活かせられる点や以前お世話になった職場のボスがスポンサーを承諾して頂いていることなどから「Regional Sponsored Migration Scheme visa (subclass 187)」というビザでの PR取得に挑戦中です。
こちらはオーストラリアの中でも政府指定の地方で働いて、スポンサーを得ることが条件なので都会で働いて住みたい人には向いていません。
■申請料は AUD $ 3,755 ( およそ¥ 30万1498/ 1ドル 約80円にて)
また、場所の限定が無く、自力で永住権を取るとなるとポイント制の「技術独立永住ビザ189」 (Skilled Independent visa / subclass 189)というものもあります。
このビザは、オーストラリア移民局が指定する技術職業リストの中に選ばれた職種で、確実な技術量がある事と実労働証明やポイントをクリアすることで永住権(PR )を取得することが可能です。
このビザを申請するためには、年齢や英語力など、幾つかの条件を満たしていなくてはなりません。
ちなみに現在、申請に必要なポイントは65ポイントとなっています。
■申請料は AUD $ 3,755 ( およそ¥ 30万1498/ 1ドル 約80円にて)
同じです。
最新の職業リストやポイントチェックは オーストラリア政府の移民局公式サイトオーストラリア政府の移民局公式サイトからご確認下さい。
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まとめ
最後にオーストラリアの移民法は1ヶ月単位でコロコロと変わります。
なるべく最新情報を更新するようにしていますが、最終確認は現地の留学・移民支援エージェントや公式サイトにてご確認ください。
オーストラリア移住の際は必須条件には大体、重要視されている共通ポイントがありますので、今一度まとめると
・年齢 : 出来るだけ若いとポイントは高い
・健康 : 国籍やビザのタイプによって証明書が必要
・語学力や学歴 と: 移住のための英語はIELTS (アイエルツ ) の勉強が有効です。行きたい大学、学校、職業によって必要な最低スコアが異なります。
・資金: ビジネスや投資で入るなら億単位の
・犯罪を犯していないこと: 犯罪歴がある人は入国も拒否されます
また、パートナーがオーストラリア人もしくは永住権保持者なら二人の関係性の真剣度・永住権を取得のための詐欺でないかの膨大な書類手続きに審査・調査があります。
最後になりますが、私たちが思うオーストラリア移住の必須条件として
「オーストラリアが大好き」で「単に、住みたい」と思う強い気持ちが最終的に大事かなと思います。
日本と比較したらサービスの質は大概よくないし、何事も能動的でないとやっていけなかったり、物価も高くて面白くないことも現実には沢山あります。だから、日本国籍を放棄する気は無く、むしろオーストラリアにもっと持って行って広めたいことなどもあるのですが・・・
誰が何と言おうと、オーストラリア好き!移住して、成功したい!
と、叶えてたい夢を持ち、自分を信じることができれば、オーストラリア移住は可能な気がします。
たとえ、お金が無くなってどうにもなら無くなったとしても、健康で生きていれば、自分自身と大切な人を裏切るようなことさえしなければ、大体のことは何とかなると思って生きています。
永住権や外国の国籍を取得を検討される方にとって、少しでも参考になれば幸いです。