オーストラリアの無料スーパーって?日本でもオープンした場所は?
日本では2017年9月にオープンした「無料スーパー」が話題となっていますが、そのアイディアの元となったのがオーストラリアの「オズハーベストマーケット」になります。
今回は日本とオーストラリアの無料スーパーの場所や営業日程、またその仕組みなどについてまとめてみました。
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オーストラリアのシドニー発「無料スーパー」とは?
オーストラリアのシドニーで世界初となる無料のスーパー「オズハーベストマーケット(The OzHarvest Market)」
がオープンしました!!
「無料」でどうやってビジネスが成り立つんだ!?
と思っていたのですが、実はこのスーパー
- 良い食べ物が無駄にならず
- 誰もが利用できる ようにし、
- 国を豊にすること
の3つをモットーに
まだ食べられるのに破棄されてしまう「食品ロス問題」に対する意識を高めてもらう事
と同時に、生活に困っている人たちへの支援を掲げている
のだそうです
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スーパーに並べられる食品の全ては農家、スーパー、ホテル、ショッピングセンター、カフェ、レストランなどオーストラリア国内の全域のあらゆる食品を取り扱う業者から「寄付」をしてもらっています。
なので、
コストはゼロ!!!!
また、
無料スーパーなので、陳列する食品に値札は無く
レジ係もボランティアで、
お客さんから「寄付金」を貰うことによって運営しているんだそう。
現在では毎日150人は訪れるというマーケットでは結果として、
オープンして5週間の売上が・・・なんと、
5万ドル(日本円にして約170万円)
にもなったというWIN-WIN-WIN(トリプルウィン!?)な仕組みなのです。
すごいですよね〜
現時点で2万5千トンにも及ぶオーストラリアの食品ロスを軽減させた
オズハーベストマーケットの運営最高責任者のRonni Kahn (ロニ・カーン / 中央)さんは
2010年の Australia’s Local Hero, Australian of the Year Awards
という名誉のある賞を受賞されており、
オーストラリアでは名の知れた起業家でもあります。
また、現在はシドニーの店頭の他に
「フードトラック(The OzHarvest Food Truck)」で
新鮮で健康的な料理のケータリングやフードイベントなどを提供するなど全国規模で活動を行っています。
今後も益々事業が拡大するであろうOzHArvest Food の動きに注目ですね!
とりあえず、シドニーにある無料スーパーの基本情報です^^
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オズハーベストマーケットの基本情報
[店 名]The OzHarvest Market
[住 所]147 Anzac Pde, Kensington, NSW, Australia
[営業時間] 10:00 ~ 14:00
[定休日]土・日
[公式サイト]http://www.ozharvest.org/
さて、次は2017年の9月にオープンしたばかりの日本初の「無料スーパー」についてです ^^
日本にオープンした「無料スーパー」の場所は?
「食品ロス問題」は
日本でも深刻です。
その数字は・・・
まだ食べられるのに廃棄される食品ロスが年間621万トン(2014年度推計)。
国民全員が毎日、茶わん1杯分ずつ捨てている計算なんだそうです。
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なんともったいないっ!!
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シドニーでオズハーベストマーケットがオープンしたという記事を2017年7月に読んだ
多摩市のNPO法人「シェア・マインド」代表の松本靖子さんは
すでにフードバンクの事業は2016年から行われており、企業や家庭から預かった食品を食べる物に困っている方々に届ける活動を行っていましたが、なかなか身近なものとして浸透していなかった事もあって
オーストラリアの「無料スーパー」のアイディアを取り入れる事にしたのだそうです。
1人に持ち帰られる点数の上限を設けられていますが、オープン後あっという間にお店の食品は完売したそうです。
無料スーパーの場所や基本情報は?
[住 所]〒206-0034 東京都多摩市鶴牧1丁目2−2番地1
[お問い合わせ] NPO法人「シェア・マインド」公式サイト
*無料スーパーの今後の開催日程などの詳細は公式サイトにてご確認ください。
当面は「無料スーパー」開催日程は月1回、親子カフェWithCoになるようですが店舗を持つ事も視野に入れているようです。
最後に・・・
「無料」で提供する事によって食品を提供する側の同業者が迷惑に思ったり、
根本的な「貧困」を解決する事に繋がらないという意見も目にします。
たしかに、一理あるけれど・・・
オズハーベストマーケットもNPO法人「シェア・マインド」も目標としている所は
「食品ロス」を減らす事。
社会問題に大きくそして、賢く、貢献されているな〜と思いました。
私達、消費者はそもそもそのような「無駄」を無くす様に、食品に関わらず
衣類品や家電、コスメなど・・身の回りの物の一つ一つを見つめな直すべきではないかなと個人的に思います。