オーストラリア移住に挑戦中の日本人一家奮闘記と世界一周旅行のライフハック




カナダのバンクーバーの治安は?一人暮らしの家賃の相場や家探しの注意点

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黒帯と道着をバックパックに忍ばせて、 世界55ヶ国を夫と旅した妻のMimiです。 オーストラリアの「果てしなく広い空と大地、綺麗な空気と海」が大好き! 行くだけで、不思議なエネルギーをもらえます。
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世界の平和度ランキングで8位の「カナダ」。実は「日本」が9位で1ランク上位にあるのをご存知でしたか?しかし、どの国も同じではあると思いますが、同じ市内でもエリアによって危険度が上がり、その治安度は一概に比較出来ないことが分かってきます。今回は筆者がワーホリで住んでいたバンクーバーに焦点をあてて治安や、家探しの際に注意すべき事等をご紹介します。

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バンクーバーの治安は?どのくらい危険?

2016年10月に邦人留学生の殺人事件がありました。学生さんが姿を消した時間帯が日中でしかも、私も普通に行き来していたエリアだったので報道を見た時に驚きを隠せませんでした。犯人は48歳の住所不定の白人男性でした。海外留学中に自分の娘がこのような形で命を落とし、世界的に大きく報道され、残された日本の家族の事を考えると胸が痛くてならなくなりました。

この事件によって、「やっぱり日本が一番安全」と考えている方に伝えておきたい事はー

「日本にいるから安全」なんて意識は捨てた方が良いという事。

私が世界一周中は「日本やったらもっと安全なのに」と思う事が良くありましたが、帰国して一番に目にした報道は「相模原障害者施設殺傷事件」。その後も続く「リンちゃん殺害事件」、「覚せい剤を使用のバスの運転手」、「増え続ける振り込め詐欺の注意喚起のポスター」等々・・・正直、がっかりでした。はっきり言って頭のおかしい変態な日本人はいつでもどこにでもこの世の中に存在するのです。

とにかく、ここで言いたい事はこのような事件の事実の一つ一つは決して「人ごと」ではなく「自分の身は自分で守る」為の「身体能力」や「知識や意識」は自分自身、あるいは自分の子供達に1つでも身につけさせておいて損はないという事。それから、どうにもならない状況に出会わない為に「運気を高める(神頼み)」につきると思います。

さて、このような考えをベースにもって頂き、「知識」の1つとしてシェアしたいMAPがあります。

img via vancouver.ca/police/CrimeMaps/

これは2017年のバンクーバー警察の公式サイトから引用の住宅侵入・盗難事件の犯罪MAPです。

色がオレンジから赤へと高くなればなるほどその犯罪発生率は高くなるとされます。

因にカナダでは犯罪別・州別にその発生率が異なるので性犯罪・殺人事件などは【外部サイト(英語):www.macleans.ca/worst-cities/】から確認できますので興味のある方はどうぞ。

上のサイトから見ると一概に「バンクーバーは治安が良いのか。悪いのか」とかいう疑問に一言で答えられない事がお分かり頂けるかと思うのですが、長期で住む場所を探すのに参考になるかと思います。

また、いきなりベストな長期滞在場所を見つけるのは困難ですよね。

まずは家賃が安めである程度安心してステイ出来るバックパッカーやホテルに1~2週間まとめて滞在するのがおすすめですが、州で見ても世界的にも割と平和なB. C州な故に、ホテル代や家賃が強気な料金がネックとなります。

特にバンクーバーのダウンタウンはカナディアンも避けたがる最も家賃が高いエリアです。家賃やホテル代が安くてついつい滞在先に選びがち、でも治安が悪くて有名な所はというと・・・

  • SkytrainのExpoline沿いのKingsway通り~New Westminster(ニューウェストミンスター)~Surrey (日本語だとよく「サーレー」と書かれるが「スーリー」と現地では言う)
  • 特にSurreyは全国的に窃盗・盗難事件が多いとされています。

ダウンタウンは便利で、日本人も多くて安心かもしれませんが個人的には家賃も市内では一番高く、とにかく日本人が多いので、英語の勉強に集中したい学生さんの長期滞在先としてはお勧め出来ないです。

それでは気になる家賃を次の項目で見て行きましょう。

 

バンクーバーの家のタイプや一人暮らしの家賃の相場は?

img via Vancouver, British Columbia (Dan Breckwoldt/Shutterstock)

カナダの主な家のタイプは大きく3つです。(トロントも共通)

  • Condominiums(コンドーとか言います)
  • Apartments (アパートメント)
  • House (一軒家)

この3つのおおまかな特徴とおおよその家賃を説明して行きます。

Condominiums/ Condo

日本でいう高級マンションや分譲住宅のイメージで上の写真の様なダウンタウンに並ぶ高層ビルのような物件です。因に「マンション」は大豪邸の意味になります。一般的なコンドミニアムは、プールやサウナ、ジムなど共用施設があり、洗濯機は共有です。日本の都会のマンションもそうですがバルコニーに洗濯を干す事は禁止でほぼ乾燥機をしようして洗濯は乾かします。

  • 一人暮らしの家賃の目安: CND $800〜  ( 部屋はプライベートでも、キッチン・バス・トイレは共同)
  • 良い点: セキュリティーはしっかりしている、アクセスが良いので市内の仕事なら交通費はかからない、ジムやプール付き
  • 悪い点: 高い割に一部屋のリビングルームにテントを張って住んでいる人がいたりして、プライベート空間は自分のベッドルームのみだったりする。

Apartments / Bachelor

アパートメントもしくは、バチェラーとは、大体が2~3階建ての見た目「家」です。トロントはそれに加えてbasement(地下)の部屋があったりしますがバンクーバーは市の建築法の理由で古い建物は殆ど建て替えられています。ちなみにバチェラーには、「独身男性、独身者」の意があり、一人暮らし向きの貸し部屋といった感じです。

  • 家賃の目安:CND $ 700~900 /  1 room, キッチンやバス・トイレは共有
  • 良い点: 見た目は家だけど、中は改装してあって綺麗に管理されてある事が多い。
  • 悪い点: 日本と比べるとHouseとの差が分かりにくい。部屋数が多く、トイレバスの数やキッチンが少ないシェア生活の場合シェアメイトによってはストレス。

Houses

Apartmentの個々の建物がHouseでぱっと見、その違いは分かりにくい。1階から上は一家が住んでいて、キッチン・バス・トイレ・洗濯機付の地下の部屋を丸ごと1人に貸し出されるホームステイパターンとワーホリメーカーや留学生の間でポピュラーないわゆるシェアハウスタイプなどがある。

  • 家賃の目安: CND $500~
  • 良い点: シェアすればアパートメントより安く探せる。
  • 悪い点: アパートとの差が分かりにくい。家賃が安い代わりに大勢と共同生活しなければならなかったり、市内の中心から離れていたりする。

カテゴリーはあまり重要では無く、物件のリストやその条件、実際に物件の下見をしてそこで生活したいか、出来そうか、契約が決まってからなるべく困った事が出ない様にするのが大事。

次にどのサイトで探すのがおすすめか、またリストの見方や契約の際の注意点を見て行きましょう。

 

家探しの方法と注意点

まずは家探しの検索サイトのリストのご紹介から・・・

Craigslist ホームステイ、アパート、貸し部屋、ルームメイトなど全てに対応。北米全域で一番利用者が多いため情報料は多いが、その分詐欺などの事件も多いので慎重に 英語
Kijiji ホームステイ、アパート、貸し部屋、ルームメイトなど全てに対応。craigslist の次に北米で人気のクラシファイド系掲示板 英語
Homestay Finder ホームステイ専用Webサイト。ホストファミリーが直接投稿しているため、紹介料など無駄な費用がかからない。 英語
Homestay Web ホームステイ専用Webサイト。ホストファミリーが直接投稿しているため、紹介料など無駄な費用がかからない。 英語
Airbnb とりあえず、最初の1週間〜10日間位宿を押さえておくのに意外と安くつく。 英語/日本語
PadMapper ローカルカナディアンが教えてくれたアパート探しのサイト.見やすい 英語
Jpcanada ホームステイ、アパート、貸し部屋、ルームメイトなど全てに対応。バンクーバーの多くの日本人留学生・ワーホリが利用しているので日本語対応を求めている人向け。 日本語
お泊りくん ホームステイ、貸し部屋、コンドミニアム、B&B などを探す人向け 日本語
MixB ホームステイ、貸し部屋、ルームメイトなどを探す人向け 日本語
GoToVan お部屋情報 このサイト内の部屋情報です。ホームステイ、貸し部屋、コンドミニアムなどの情報あり。 日本語

おすすめは全部のサイトを見て比較する事。「・・・そんな!膨大な!!」と思われるかも知れませんが、例え日本語のサイトであろうと1つのサイトだけで満足して直ぐに決めない事です。

例えば「家賃は月1000ドルまで」とか「とにかく安全なエリアから決めたい」とか「シェアハウスはあり得ない」とか「ホームステイは高いからなし」など、優先順位をつけて「消去リスト」を作ってみて、各サイトでフィルターをかけるなどしながら、無駄な情報をだらだら見ないようにすればなるべく時短で沢山の情報が見られます。

航空券が取れたら、到着して見に行きたい物件のリストを作っておくとスムーズにいくかも知れません。

良い物件が少しでも早く見つかるように出来るだけ沢山の物件を見てこれは良い!という物件が見つかれば、オーナーまたはマネージャーにコンタクトを取り、家の下見のアポイントを取っておくと良いでしょう。

お部屋探しに知っておくと便利な用語

Rent 家賃
Deposit (Dep) 保証金
Takeover (TO) 引継ぎ
Util / Utilities 光熱費
Furniture 家具
NS No Smoking
NP No Pets
DT ダウンタウン
1/2/3 Bedroom
(BDR / BD)
1/2/3 ベッドルーム
+ 1リビング
Bachelor
/ Studio
ワンルーム
Den 書斎 / 小部屋
Condominium
(コンドミニアム)
賃貸ではない分譲のアパート・マンション
Mansion
(マンション)
豪邸・大邸宅
(日本で言う “マンション” の意味とは異なる)

*ちなみに”SUITE”という言葉も良く目にすると思いますが、これと言った概念がないのです。日本でいう「豪華なお部屋」というわけではなく、いわゆる OWN ROOMといった自分だけが使える(プライベート空間がある)イメージかなと私は思ったのですが、これはカナディアンに聞いてもリストによって何とも言えないとの回答でした。

さて、気になる物件が見つかってオーナーに連絡の際は自身の名前(last nameだけでOKです) 、性別、年齢など簡単でいいので少し自己紹介もしてから質問したい事をメールしましょう。

【聞いておきたいこと】

  • 家賃に含まれているもの(電気代、WiFi、水道代、洗濯機や乾燥機など)
  • デポジットはあるか?(保証金のことですがある方が他に入ってくるシェアメイトの質等を考えると安心)
  • 最低契約期間(6ヶ月か1年以上が多い)
  • ルームメイトが OK かどうか(いる場合のみ)
  • 喫煙可か(リストで分からない場合。吸わない場合はきちんと主張した上で確認を)
  • ペットは OK かどうか(OKの所の方が少ないですが、騒音や動物アレルギー等を気にする場合は自分は飼わないのを前提に聞いた方が無難)

【契約が決まったら、下記も確認!】

  • 家賃の支払日と支払方法
  • 洗濯機・乾燥機の場所と値段 (込みの場合もあります)
  • 退去時、引継ぎが可能かどうか
  • デポジット(保証金)の金額、支払日
  • 部屋の設備を破損した場合などの対処法
  • 退出時のルール(何ヶ月前に言えば良いかなど)

【1 Month Noticeとは?】

退去時は少なくとも1ヶ月前に部屋のオーナーに申し出る」というルールが一般的ですがそうでない所もあるのでNoticeがわからない場合は必ず、事前に確認した方が良いです。黙っていて退去の話をした時に「ルール違反だ!」とデポジットを返してくれない意地悪な人もいます。

【Furnished ? Unfurnished ?】

大体、写真付のリストで確認は出来ますが、家具つきで貸し出されるものと家具なしの物件もあり、安いと思ったら家具が無かったりわかりにくかったりすることも。家具は家を出る間に売るという手段もありますが、そのような事が苦手な方や車が無い方、短期で移動予定のある方にはあまりおすすめできませんのでこちらも事前にチェックしましょう。親切なオーナーさんの場合、相談すれば新しいベッドを購入してくれる事もありますよ。

実際にある悪徳商法

とにかく夫婦でプライベート空間が持てて、かつ、安い所を探していた私と旦那はん。バンクーバーで気づいた事はカップルOKのリストが少ない事。

少ないカップル向けもOKの物件からCraiglist(クレイグリスト)で見つけたのは最安の1人CND$400代〜の物件でした。が、オーナーに下見を出来るかとメールを送ると怪しい返事が・・・

その内容は

  • 自分は大学教授だ(パスポートの写真貼付)
  • 自分は今海外に出張中で下見は不可
  • 部屋を押さえておきたければ銀行に 1ヶ月分の家賃をデポジットとして払えば鍵の場所を教える

相手をせかすような内容もありましたが、大体のポイントはこんな感じでした。

それで物件としては気になっていたので勝手に住所の近辺を下見にいってそれしき物件があるかエリアの雰囲気だけでも見に行く事にしました。エリアはUBC(BC州の大学)の寮だったんですが、どうも物件の位置が分からなかったので大学寮の事務所の方にこんな教授はいるかと聞いてみた所・・・

「そんな教授は存在しませんし、部屋の貸し出しもあり得ない。逆に聞いてくれて有難う。学生にも注意喚起して学校に報告しておきます。」

とのことでした。

実はこの手口で似たような人物が別のエリアでも物件を出していたのを後に発見しました。

焦って決めてたら、危なかったー!

実は私達のようにカップルの友人で英語が堪能で結構慎重にしていたのに、オーナーとのやり取りの感じが良かった事と、私達のように大学の事務所の様な所がその物件には無く、第三者に相談出来なかったが故に騙されてまとまった金額を振り込んでしまった人もいます。

この記事を読んでくださった方はくれぐれも注意して、リストを良く見て頂き、入居が決まる迄デポジットは払う事の無いようにしてもらいたいものです。

おわりに・・・

州で見ても比較的「安全」と言われる「バンクーバー」であっても様々な場面で思い掛けないトラブルに巻き込まれる事は多々、あります。

ですが、事前に知っておくだけで回避出来るならしておきたいですよね。

今回は家探しを中心に残念な事件などもご紹介しましたが、みなさんの海外生活がどんな事であろうと取り返しの付く範囲であれば後で笑える人生経験の肥やしとなり、楽しく過ごされる事を祈っています。

<情報出典>世界平和度ランキング

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